日本の大手企業が長年にわたってデータ改ざんしていた...！ショック！

紡績と繊維で世界的に有名な企業が、子会社がデータ改ざんしていたことを発表しました。ネット掲示板で書き込みがありそこから発表へとつながっているので、記事を見た時は滑稽だったせいか笑ってしまいました。

ただ、書き込んだ場所と内容については分からなかったです。社員の誰かが書いたと予想されるので、すぐに消してしまったのかもしれません。

改ざんはかなり前から行われていて、顧客が示した仕様を満たさない製品をタイヤメーカー各社に納入していたみたいです。改ざんが行われたと思われる時期にタイヤを購入した記憶があるせいか、この話を読んだ時は寒気を感じました。不良品のようなタイヤを使って車の運転をしていたことになるからです。

恐らくですが、この話を聞いた他の人達も私と同じように怖いと考えたはずです。特にドライバーとして働いている人達にとっては、大事件に等しいことだと思います。なので、通常の仕事を中断して、タイヤの一斉点検を行っていても不思議ではないです。

社長が記者会見している記事には、「鉄鋼会社が改ざんの発表をしなければ公表をしなかった」と書いてありました。大企業の社長とは思えない発言だったので、記事を読んだ時は我が目を疑いました。あちこち検索してみましたが、発言内容はどうやら真実のようです。

会社にとって不利益が生じた時は内緒で処理してしまえば良い、そういう風習が企業に根付いているのかなと思いました。消費者としては腹立たしくなる内容です。

安心したのが、現時点では製品の不具合に関する話が出ていないことです。タイヤがらみの事故は特に起きていないので、会社の発表内容に偽りはなさそうです。納入したメーカー側が行う検査が大変そうですが、この点については改ざんをした企業が人件費を払うべきだと思います。

最近は企業の社長が頭を下げるほどの大事件が多い気がします。鉄鋼会社の改ざん、大手自動車メーカーの無資格点検、非鉄金属大手の不正行為などです。不正を隠さず報告する行為だけは立派に見えます。
どの企業も株価は大きく下がったようですが、新聞やテレビで大きく報道されると評判が悪くなるのでこれは仕方がないことです。

売上も減少するので株価はそれを見越して下げたことになります。ですが、しっかりとした技術を持つ企業達なので、時間が経過すれば売上や株価は元に戻る気がします。どれも世の中には欠かせない企業だからです。今回の発表をした繊維系企業の株も同じで、短期的に下落するだけで長期的には元通りになると見ています。