女子の気持ちブログ♪

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「めちゃイケ」の終了とテレビの流れ

20年以上の歴史を持つ長寿番組でフジテレビ土曜8時の看板番組として、長くバラエティ界をリードしてきた番組「めちゃ×2イケてるッ! 」が今年の3月をもって幕を下ろすことになります。


近年では番組の長寿化に伴う内容の変化や視聴率の低迷などにもあえぎ、コンプライアンスなど時代の流れにもまれながら、ときに存続自体にも賛否両論が唱えられていた同番組ですが、コントをベースとしたお笑い番組としてのテイストを最後まで貫く姿勢はまわりを見渡せばいつの間にか情報番組が多くなっている現在の番組表の中で際立った存在でした。


番組終了がアナウンスされてからは原点回帰のように勢いのある番組の姿勢を取り戻し、水を得た魚のようにのびのびとした内容は最後のきらめきのような趣もあり皮肉でもあります。
過激な内容の番組が次々と姿を消し、逃げるようにネット番組に移植されていく中で最後の砦のようにそびえたっていた番組が終わり、話題になっていたのはその後を引き継ぐ番組です。

 

土曜8時のバラエティはもう見られないのか

人気長寿番組のあとを任される番組は一様にハードルが高くなり、やりづらい空気が流れるものですが、ここでもやはり時代の流れというべきか当たり前のように情報番組がスタートすることが報じられ、フジテレビの土曜8時の伝統ともいえるお笑い色の強いバラエティ番組はあっけなく終焉を迎えることになりました。


この編成を見てテレビの役割が少しずつ変化し、視聴者の求めるものが刺激的な映像や笑いから、役立つ情報や雑学などに変遷を遂げているということが透けて見えるようでした。
また放送における多様な視聴者への配慮などを考えたときに、際どい笑いや番組構成が行ないづらくなったことでリスクを回避する動きのようにも思えてしまいます。


そこにはSNSなどの発達により誰もが気軽に声をあげることができるようになったという社会の変化も遠因として挙げられ、批判を受けながらも出来る範囲で挑戦を続けた番組が終了し、同様の批判を浴びにくい番組を用意して批判を回避する姿勢は、視聴者が作り手側にそっぽを向かれてしまったようでもの哀しくもあります。


地上波という言葉もだんだんと死語になっていくのかもしれませんが、視聴率が低下傾向にあるとはいえ未だ多くの視聴者がいるテレビの世界において活気のあるバラエティ番組が姿を消していくことが本当に良いことなのか考えさせられてしまいます。