政治的スキャンダルが多くて日本の未来が少し不安
なんとも表現に困ってしまいますが、政治的なスキャンダルばかりがテレビニュースや新聞の一面を飾っています。昨年以来と言ってもいいのでしょう、森友学園問題や加計学園問題や財務省スキャンダルなどは一体いつ決着がつくのかと思われるほど延々と議論と追及を続けているように感じてしまいます。
このような一般国民にしてみれば生活とも外交ともあまり関係がないと考えられる不毛と思われるような話題が続いている間にも、外交や経済は以前とは考えられないくらいのスピード感で動いているのは明らかでしょう。
日本だけが国際的に遅れを取るかもしれないという危機感はヒシヒシと感じます。必要な議論がされていません。
もちろん、このような国民不在と言えるような傾向は今に始まったことではなく何年かに一度の割合で必ず起こってくるものですから、まさに歴史は繰り返すと表現していいのかもしれません。問題は歴史に学んでいないことなのでしょう。政治的な話題に関心を持つようになってからすでに30年以上になりますが、いつになったらこのような話題がなくなるのかと思っていますが、人間である以上は仕方のないものかと諦めの気分も出てきます。
考えてみれば、私が知っているだけでもロッキード事件、リクルート事件など政治的に大きな関心を呼んだ事件はありましたが、それらのいわゆる大疑獄事件と比べると今回の事件はあまりにもスケールが小さすぎるのではないでしょうか。国内のマスコミなどの騒ぎ方はロッキード事件やリクルート事件に匹敵すると言っていいでしょう。
ただ自分がそう感じてしまうだけで実はロッキード事件やリクルート事件のようなスケールを持っているのでしょうか。でも客観的に見てみればどう考えてみてもスケール感はありません。それでも騒ぎになっているのはよく理解できません。これは政治家が小粒になっているのか、マスコミが小粒になっているのか、国民が小粒になっているのかはわかりませんが、少なくともマスコミや野党が追及に必死になればなるほど国民レベルでは白けているとは言えそうです。
ある程度の年齢以下の国民はマスコミ以外にもインターネットを使えば詳細に情報を知ることができますから、スケール感の小ささにすでに気がついているのでしょう。
現政権がいいとかわるいとかということではなく、マスコミやメディアや野党のレベルアップはこれからの時代に絶対に必要な要素なのかもしれません。