「自転車愛好家」が年々増えている理由について
エコブームや健康志向を背景にして、自転車愛好家の数は確実に増えてきています。
極端なブームというわけではありませんが、年々着実に自転車の存在感は大きくなっている印象があります。
自転車のシェアリングの普及などの事実からも、それを伺うことができます。
自転車は買い物に利用するなど、日常の生活手段として利用されることが多いです。
また、満員電車を避ける意味から、通勤や通学のために自転車を利用している人もいます。
その一方で、趣味として自転車を楽しんでいる人も数多く存在します。
日常の生活手段としてはシティサイクルと呼ばれる前カゴ付きの頑丈な自転車を使用する場合が多く、街で目につく自転車も圧倒的にこれが多いです。
シティサイクルはママチャリと呼ばれて親しまれており、自転車販売店はもちろんのこと、ホームセンターでも簡単に購入することができます。
価格も安いため、長期間使うというよりも、短期間ですぐに買い替える場合も多いです。
もちろんシティサイクルにも様々な価格帯があり、値段の高いものは品質もかなり良く、長期間の使用にも耐えうるものです。
しかし安価な自転車はすぐにパンクしたり不具合が生じたりすることもあるため、修理代がかえってかかる場合もあります。
また短期間での乗り換えも念頭にあり、メンテナンスをすることもなく外で雨ざらしにされることもあるため、いっそう使用期間が短くなりがちです。
自転車は簡単なメンテナンスを行うことによってかなり長持ちします。
安価な自転車であっても、メンテナンス意識を持てば思った以上に長期間の使用ができる可能性もあります。
安全性の意味からも、定期的なメンテナンスは意識しておくといいでしょう。
一方、ロードバイクやクロスバイクのように、本格的な走りを楽しむ自転車もあります。
この場合は価格も高く、また趣味性も高いため大事に扱う傾向があり、長期にわたって使用する場合が多いです。このようなスポーツ自転車は、買い物用ではなく長距離のサイクリングに適しています。
また、趣味で言えば「ポタリング」を楽しむ人もいます。
ポタリングとは、ぶらぶらと景色などを楽しみながら、散歩のような感じで自転車を走らせることです。
早く走るというよりも自分のペースで走ることが目的です。
小径車は一般車に比べてタイヤが小さく、小回りや機動性に富んでおり、ゆっくり自転車を走らすことにも適しています。
しかし小径車の種類は実に様々なものがあり、中には本格的なサイクリングが楽しめるような走りができるものもあります。
また小径車には折りたたみ自転車も多いため、車に乗せて現地で使用することもできます。
自転車の世界は非常に奥深く、利便性の高さや趣味として楽しむなど様々な使い方があり、これからも愛好家がますます増えていくものと考えられます。