サウジアラビアの評判が落ちていくのはなぜ?
最近、サウジアラビアの評判が落ちています。
トルコ国内にあるサウジアラビアの総領事館の中でジャマル・カショギさんというサウジアラビアの反体制的な記事を書くジャーナリストの方が殺されてしまったからだそうです。
それがどうして発覚したかと言うと、カショギさんはアップルウォッチをしていて殺される様子を録音して恋人のiPhoneやiCloudに送信していたとまことしやかに語られています。
しかし、ある記事によるとトルコではアップルウォッチがそのようなことできないようになっているためガセネタの可能性が高いと言う記事がありました。
何にしてもトルコ当局はそれを察知することができ、サウジアラビア側はそれを明確に否定できないばかりか尋問中に誤って殺してしまったと発表する準備をしていると報道されています。
世界各国はサウジアラビアに批判的で多くの企業がサウジアラビアが主催する経済会議をボイコットすることを発表しました。
サウジアラビアに好意的なアメリカのトランプ大統領も議会に押されてサウジアラビアを擁護しにくい状況にあります。
この件で得をするのはトルコで、アメリカとサウジアラビアのタッグに悩まされていたのでそれを壊すためにこの事件を発表したと言う記事もありました。
さてさて真相やいかにということなのですが、私が一番気にしているのはソフトバンクの孫正義さんのことです。
彼はサウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマーン皇太子と懇意にしており、彼の野心的なプロジェクトを進めるファンドであるソフトバンク・ビジョン・ファンドに巨額の投資をしてくれています。
さらにサウジアラビア皇太子はサウジアラビア国内に次世代都市NEOMを建設しようとしており、孫正義さんはそれに協力しているため、今回の事件がそれに暗雲をもたらしたと言えるでしょう。
私は孫正義さんとムハンマド皇太子が描く未来にとても期待していたので、今回の件は非常に残念に思いました。
でも今日Twitterを見るとこのようなことは中東では日常茶飯事であるため、適当なところで手打ちにされるからそれほど心配はいらないと言うツイートがあるため、これだけでサウジアラビアが立ち直れないほど潰れるということはないかもしれません。
しかしこの件がなくてもムハンマド皇太子はイエメンを空爆したりイランやカタールと国交断絶したりと危うい面が見られます。
どうか経済に集中して世界中から投資を募り、豊かな未来を築いて欲しいのですがはてさてどうなることか注目して行きたいと思います。