2018年の流行語大賞はどうなる?ノミネートされた言葉たちは?
時の流れは早いもので、2018年もあともう少しで終わろうとしています。そんな2018年が終わりをむかえようとしているシーズンの恒例行事といえば、流行語大賞の発表ですよね。
昔に比べればインパクトのある流行語は誕生しにくくなっているように思いますが、それでも何かしらの流行語、今風にいえばパワーワードと呼ばれる言葉が、どこからともなく出現しますよね。
2018年の流行語大賞候補となる30語が、11月7日に発表されました。その30語をチェックしてみると、オリンピックやワールドカップや高校野球など、スポーツ系の流行語が目立っているとわかります。
平昌オリンピックからは「そだねー」が、ワールドカップからは「大迫半端ない」が、高校野球からは「金足農旋風」がそれぞれノミネートされています。これらの流行語は、確かに世間を沸かせたといって過言ではない言葉ですから納得です。
今は個の時代で、誰もが皆同じ事柄に興味を持つわけではありません。その中にあってスポーツのビッグイベンドは総じて興味を持たれやすく、それが流行語の誕生につながったと考えられるでしょう。
また現代の流行語を語るうえで、FacebookやTwitterやInstagramなどのSNSは欠かせなくなりました。人々の多くがネット環境の中に身を置きSNSを絶えずチェックしているような時代ですから、SNSが流行語に大きく影響しているのは確かです。
そんなSNSに加えてテレビやラジオでも話題になれば完璧で、老若男女を問わず浸透する言葉として認知されていきますよね。
そしてここ最近の傾向ですが、お笑い芸人の一発ギャグ系はノミネートされにくくなっています。今年はお笑い芸人のひょっこりはんがノミネートされていますが、それぐらいですよね。
これはお笑い芸人の登場するメディアで、一発ギャグがそれほど求められていないからかもしれません。テレビ番組でも一時期のようなネタ番組は減りましたし、それよりもアメトークのようなフリートークやエピソードトークに長けた人が、お笑い芸人では重宝されやすいです。
そんなお笑い芸人を取り巻く環境の変化も、流行語にまったく無関係とはいえないでしょう。
また毎年のことですが、ノミネートされた中で「そんな言葉流行っていたかな」と思ってしまう言葉もあります。世代間ごとで、注目される言葉というのは違いますよね。
ただノミネートをきっかけに、どんな意味を持つ言葉なのか調べてみるとおもしろいかもしれません。
2018年の流行語大賞が何に決まるのか、その日を楽しみに待ちたいです。