女子の気持ちブログ♪

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「債務超過」や企業の倒産回避方法について

会社とは企業業績を上げて、利益をあげ、それを株主に還元するシステムとして機能していなければなりません。ですから、本業がもうからなくなれば、その企業は自主廃業か倒産を余愚なくされます。

 

しかし。株式上場している企業は、たとえ会社が利益をあげることができなくなっても生き残る方法はあるのです。それが禁断の株券印刷です。

ダイヤモンド工具メーカーの中村超硬MSワラントによるの株券印刷で会社の生き残りをしたのです。

 

ちなみに、中村超硬はシリコンウエハーなどを切断する工具であるダイヤモンドワイヤの会社です。

この会社はかつては人気絶好調の会社でした。しかし、市況の悪化により現在は赤字垂れ流しで、すでに債務超過に陥っています。

 

上場企業でなくても企業が一時的に債務超過になっても会社は倒産しません。なぜならば、これからやることをやれば企業業績は上向くかもしれません。

 

この会社は、企業業績が絶好調のときに出来高が多くなり、個人投資家に話題に何度ものぼった銘柄です。しかし、それがいつのまにか債務超過にまで陥って、株価が最盛期の十分の一程度まで下落していたのです。

 

そこで、債務超過になって資金繰りにも困ってた中村超硬が最後の手段でやったのが文字通りの裏技です。MSワラントによるの株券印刷とは一言で言えば既存の株主を犠牲にしも会社を存続させるためにお金を送り込んでもらうという方法です。

 

もちろん、株式上場企業ですから、どんな方法を使っても最終的には株主にいい思いをさせることができればいいのですが、MSワラントによるの株券印刷を行なって債務超過脱し、会社が立て直されるということはほとんどありません。

 

なぜならば、このような状態になっている企業はすでに今行なっているビジネスが時代遅れとなり、銀行からお金を借りて仕事をしても、その利息すら払えない状態になっていることが多いからです。

 

ですから、「延命処置だ。」とか「既存株主を皆殺しにする方法だ。」といわれても、会社を生き残らるためにはやらざるをえない方法なのです。もちろん、それによって一番被害を被るのは今まで会社を信じて株式を保有し続けてきた既存の株主なのは言うまでもありません。

 

しかし、中村超硬が行なった行為は既存株主を窮地に追いやる方法だとしても、法律上手続きを踏んでやった方法なので、何の問題もありません。

ただ、既存の株主には最悪な方法でも、そこで働く人たちにとっては最高の方法だったことは間違いないことだと思います。