2019年「AFCアジアカップ」が激アツ!目がはなせません!
サッカーのアジアナンバーワンを決める祭典「AFCアジアカップ」が、UAEで開催されています。
日本はアジアカップの歴史において優勝回数が最も多い国です。
日本代表は、2018年のワールドカップで強豪のベルギーに勝利寸前までいったことで、国内外で日本サッカーに対する評価が再び高まっている状況です。
そんな中で迎えたアジアカップは、新監督の下で世代交代が進んでおり、新しい力が大いに活躍しています。
今回のアジアカップは優勝候補が順当に勝ち進んでいる中で、サッカーの新興国とも言われるチームが健闘を見せています。
アジアのサッカー競技レベルが進歩していることもあって、優勝候補の一角である日本も予想されたこととはいえ、激戦が続いています。
日本のみならず多くの試合においで圧倒的に点数差のついた試合というのは少なく、1点差のような接戦の展開になっています。
サッカーの世界ランキングであるFIFAランキングでも、かなり実力差のあるチームとの対戦で、ギリギリの展開になっているのが特徴です。
日本はベスト8をかけてサウジアラビアと対戦しました。
サウジアラビアはワールドカップにも出場したアジアで実力のあるチームです。
しかし総合力は日本の方が上というのが一般的な見方でしたが、実際の試合は多くの人が予想外と感じる内容でした。
サウジアラビアのボール保持率が77%程度に達し、日本はわずか23%程度のボール保持率に留まっていました。
サウジアラビアが多くの時間帯において攻め込んでおり、日本は防戦一方の展開を強いられました。
結果的には、コーナーキックからの得点という少ないチャンスをものにして日本が勝ちましたが、アジアの試合でこれほど攻め込まれている日本はあまり見たことのない展開です。
もちろん守りをそれだけしっかり固めて対応できたことが勝利につながったと考えられますが、サッカーの興味深いところはそれほどボール保持率が少ない状況であっても勝つ可能性があるという点です。
どうしても攻撃の方ばかりに目が奪われてしまいますが、そういったディフェンスの献身的な対応もしっかり取り上げて評価する論調がさらに高まればいいと考えます。
また、実力的に劣っていると考えられるチームが善戦しているのは、国際大会ならではのことです。
それぞれのチームが国家代表としてプレーします。
各国のサッカー熱は大きく、アジアにおいてもサッカー人気は非常に高まっています。
その中にあって熱狂的なファンが多いサッカーは、自然とプレーする選手にとっても背中を押される意識が強くなります。
緊張する展開の続く試合が多いですが、観戦する側にとってはそれがサッカーの醍醐味でもあり、楽しさでもあります。