バイトテロするバカが減らないのは日本の汚点。どう改善していくべきか

定食チェーンの大戸屋が、全店の休業を発表しました。理由は・・。近年過熱しているバイトテロ。スタッフによる不適切動画が投稿されており、再発防止のための措置です。

全従業員の教育と研修を実施するとともに、社長や取締役の報酬を10％カットするという非常に厳しい決定となりました。でもまあ、それくらいやらないと、信頼は回復できないですよね。

正直言って、あんなことをするお店に行きたいとは思いませんもん。本人はふざけてやってるだけかもしれませんが、こちらとしては、気持ち悪くて食べられません。お金を払って、わざわざ、ああいう非常識なスタッフのいるお店に行くのばからしいです。

でね、何より不思議なのが、なぜあんな馬鹿なことをするのか、という点です。いや、確かに少しは理解できる部分もあります。若いころは、バカ騒ぎをして、楽しい気持ちに浸りたいですからね。

ほんの少し、0.00001％くらいなら、共感できます。

解せないのが、どうして、ああいう動画を投稿してしまうのか、という点です。だって、そんなことをすれば、クビになるのは目に見えているじゃありませんか。それどころか最近じゃあ、損害賠償など、法的な措置に踏み切る会社も増えています。

そりゃそうですよね。自社の評判を著しく下げられたわけですから、それくらいは当然の措置です。とまあ、ここまでのリスクを負ってまで、どうしてそんなバカな行動をとってしまうのか、不思議でならないのです。

こうなることを想像できない、正真正銘のおバカなのでしょうか。それとも、会社に何かしらの不満があり、会社の評判を下げるために確信犯的にやっているのでしょうか。

こんな感じで、彼ら・彼女らの、心情心理を何とかして理解できないものかと、分析してみたのですが・・。無理でした。どう考えても、理解できません。

そんな折、とある情報番組時のことです。やっと明快な答えにたどり着きました。どういうことかというとですね、彼ら・彼女らは、バイトテロを起こし、それを撮影・投稿することで、それなりに利益を得ているというのです。

いわゆる炎上商法というやつで、視聴者数が劇的に伸びることを想定し、そのために、あのような不適切な動画を撮影・投稿しているってわけ。

にしても、失うものが多すぎじゃありません？炎上商法で得られる利益なんて、たかが知れてるでしょうし、それだけで一生生活できるなんてことは絶対にあり得ません。うーん、やっぱり彼ら・彼女らの心情心理は理解できません。

もちろん、ちゃんと働いている人が大半だと思いますけどね。アルバイトだと、お金さえ手に入れば良いという考えの人も多いと思います。

しかし、すべての店員を正社員で回すのは、コスト面などの問題でも難しいでしょう。
そのためどうしても、非正規労働者に頼らざるを得ない現実があります。そうなれば、アルバイトの意識を変えるしかないと思います。

昨今は人手不足でなかなか人が集まらないようです。

そして、忙しくてちゃんとした研修を受けさすことができないと聞きます。
こうした全店で一斉に研修を受ける機会を設けることは、意識改革のためにも良いことだと思います。

それに企業のトップがこのことを言うことによって、より従業員の意識も高まると思いますから。企業側の努力も必要ですが、SNSというツールがあるのが問題なのではないでしょうか。

おそらく昔から、こういうことは発覚しなかっただけであったとは思います。

企業側の努力も大切ですが、学校教育で教えなくてはならない問題だと思いました。

そして、根本的な対策としては低賃金バイトでは信頼性に欠けるので業務を「ロボット化」していくことだと思います。確実に、そして機械的に仕事をこなすロボット、AIを使う飲食店が増えるのもそう遠くない話だと思います。