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日本、新通貨のデザイン、人物が決定!明治維新時代の有名人物たちについて

4月9日、麻生太郎財務大臣により日本の新通貨のデザインが発表されました。

20年周期で通貨のデザインは刷新されており、2004年以来の新通貨は2024年から発行される予定です。

 

気になる紙幣の人物ですが、1万円札は福沢諭吉から渋沢栄一5000円札樋口一葉から津田梅子、1000円札は野口英世から北里柴三郎になりました。

 

渋沢栄一は日本の資本主義の父と言われている人物で、埼玉県に生まれ幼い頃から良い教育を受けられる豪農の家に生まれ、14歳の頃からビジネスの才能を見せつけます。

しかし、社会制度に不満を持ち、なんと勤皇の志士たちとクーデターを起こすことを画策しますが従兄弟のセットで中止をします。

 

その後家を出て京都で一橋慶喜に使えることができ、慶喜が将軍になるとパリの万博に参加する機会を得ました。

そこで最先端の世界を体験し大きく感銘を受けましたが、特に株式会社のシステムを気に入ったそうで帰国後様々な企業を作ります。

 

誰もが知る東京海上日動火災保険サッポロビール王子製紙東京証券取引所といった名門企業から、日本赤十字社理研時事通信社共同通信社といったものまで現代日本に通じる様々な組織を作り日本の発展の立役者とも言える人物です。

 

財閥を作らず社会貢献をし、そして民間外交を勧めたこともあり、理想の資本主義的な人物と言えますし、おそらくは政権側から日本の金持ちにもっと社会貢献しろというメッセージもあることでしょう。

 

津田梅子は現在の津田塾大学の元になる女子英学塾の創始者です。

父親が教育に熱心でなんと6歳の時に岩倉使節団についてアメリカに留学をしました。

そのおかげで英語を母語とし、日本語には通訳が必要なほどでさらに日本には女性の就職先がなく苦労し、再びアメリカに留学をするも日本に戻り女子教育に一生を捧げて生涯を終えます。

 

そして最後は北里柴三郎は日本の細菌学の父と言われる人物で熊本県に生まれ、緒方正規のはからいでドイツのベルリン大学に留学します。

そこで破傷風菌純粋培養法の成功、破傷風菌抗毒素の発見、血清療法などの偉業を遂げます。

 

しかし、ドイツ留学中に緒方正規の脚気の原因は細菌説に異論を唱えたため恩知らずとして日本での活動は制限されたのですが、そこに元1万円札の福沢諭吉の援助で私立伝染病研究所が作られて北里はそこの初代所長となりました。

その後彼は日本医師会の初代会長となり日本の医学を進歩させていきます。

 

3人のそれぞれの経歴を見るとみな明治維新時代の人物で留学経験がありその後の日本の礎を築く偉業を研げた人物です。

よく現代は幕末みたいだと言われていますが、これから必要な人材はこの3人のような人物だという意識が新紙幣に込められているのではないでしょうか。

これからの日本と日本が誇る人材たちに期待したいところです。