嬉しいけど嬉しくない?2019年ゴールデンウィーク「10連休」について
2019年のゴールデンウィークは、前代未聞の10連休が実現しますよね。これだけ長い連休ですので「社会人になってからこんなに休むことはない」という人も、多いのではないでしょうか。
ただこの10連休に対して喜びの声が挙がる一方「10連休がありがたくない」という声も数多く聞こえてきています。学校や仕事を休める10連休が嬉しくないというのは、穏やかではありませんよね。そこで10連休がどうして嬉しくないのかを、簡単にまとめてみます。
まず10連休で困るのは、普段利用している施設が営業しなくなってしまうことへの不安です。病院、保育園、飲食店などが一斉に休んでしまったら、普段そこを利用している人にとってはありがたくないですよね。
特に病院や保育園などは、暮らしにダイレクトで影響します。10連休中でも対応してくれる病院や保育園などがあるかどうか、事前によく調べておかないといけません。4月30日から5月2日までの間に1日でも平日があればいいのですが、10連休ですから祝日です。これはかなり困りますよね。
またフリーターをはじめとしたバイトが家計を支えている人は、休みになると給料が激減しますよね。1日2日ならまだ大した影響ではないかもしれませんが、10連休となったら大幅な収入減になりかねません。
また10連休になったからといって固定費が減るわけではなく、毎月の出費は変わらないです。それどころか休みが増えた分、出費は増えてしまいかねません。固定給ではない働き方をしている人は、10連休を素直に喜べませんよね。
さらに家庭を切り盛りしなければいけない主婦も、10連休を歓迎していない人がいます。夫も子どもも休みで家にいるわけですから、食事の用意を余計にしないといけないです。つまり家事が増える、ということですよね。
ただでさえ家事に追われる毎日を送っているのにこれ以上家事が増えてしまったら、休むどころではなくなってしまいます。これを機会に夫や子どもに家事を手伝ってもらい、家事の負担を減らせるように努力しないといけないですね。
これら以外にも、外出先の人出が多くてどこに行っても混雑を免れられない、サービス業に従事している人の負担が明らかに増えるなど、10連休で考えられるマイナスの影響はかなり多くあります。
10連休が喜ばしい人がたくさんいるのは間違いありませんが、そうではない人も確実にいるということです。10連休をどう過ごせば満足できるのか、連休前によく考えておかないといけないですよね。