女子の気持ちブログ♪

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殺人事件被害者は年々増えているワケじゃなかった!

最近もっとも衝撃を受けたのは、自分自身のマスメディアへの依存度の高さでした。

それは、インターネットで殺人事件の件数の推移というデータを分析したページを見て気が付きました。他の人はどうか知りませんが、少なくとも自分自身の感覚では殺人事件の件数は私が子供の頃からあまり減っていないか、ともすれば殺人事件は増えているのではないかと感じていたのです。

毎日のように新聞やテレビやインターネットで報道される殺人事件についての報道から昔よりも殺伐とした世の中になっているのではないかと自分自身で勝手に思い込んでいたのです。

 

しかし、実体はまったく違っていました。データは厚生労働省からのしっかりとしたデータですから、間違いはないものと考えられます。それを見れば明らかにわかりますが、戦後から見てみれば日本における殺人事件は一貫して減少しているというのが、実体であるのです。

殺人事件のピークは戦後間もないころにあり、1年間に2千人以上の人が殺人事件の犠牲者となっていました。それが、最近では1年間の殺人事件の犠牲者は400人を切る状態になっています。推移を表すグラフを見てみればはっきりしてわかりますが、殺人事件や被害者が増えた年度はあるにはありますが、グラフ事態は見事なほどの右肩下がりを示しており、自分では最近の殺伐とした世の中という印象からまったく正反対の減り方です。

 

もちろん、1年間に400人以上が犠牲になっているという状態であり、まったくのゼロになっているということではありませんが、少なくとも私の子供の時から比べてみても遥かに少なくなっていることは疑いない事実です。事実の数字よりも自分の感覚というものが間違っているという結論にならざるを得ないのです。

 

どうして、このようなことが起こるのかと考えてみたところ、やはり現在の情報過多な時代背景があるのだと考えられます。昔は殺人事件も話題にはなりましたが、今のように詳細な情報が得られることはなかったと思われます。

それが、今ではテレビのワイドショーからインターネットからかなり詳細な状況を一般市民も得ることが難しくなくなりました。情報が多いということは基本的は素晴らしいことであることは間違いありませんが、現代の情報過多の時代にはその情報を取捨選択して、自分でしっかりとどの情報が重要で、公平な立場で情報を頭の中に入れなれば、間違った方向で誘導される可能性もあると感じます。