女子の気持ちブログ♪

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食品衛生法を破って「牛の生レバー」を販売。京都市の焼き肉店が大問題!

食品衛生法によって禁止されている牛の生レバーを客に提供したとして、飲食店を経営していた男性が逮捕されました。

飲食店のメニューには生レバーという記載はなく名前を伏せたうえで「あかんやつ」という名前で提供されていたとのことで、裏メニューに近い販売方法で提供されていたようです。

 

牛の生レバーは焼いて食べることを指示することで他の肉と同様に提供することは可能ですが、今回は指示がないことを確認したうえで逮捕にいたったといいます。

プライベートで同店を訪れていた警察官が偶然気づいたことで発覚しており、2012年から法律によって禁止されているとはいえ牛の生レバーを食べたいという客と、提供することで売り上げにつなげようという店は、いまだに絶えないようです。

 

一度味をしめてしまうと簡単にはやめられないのが人間の性というもので、たとえそれが健康に被害を及ぼす結果になったとしても、自分だけは大丈夫だろうという考えや、客にリスクを説明すればそれで良いという自己責任論のようなものが聞かれることも少なくありません。

 

規制する側にとっても、美味しいものを味わいたいという気持ちとリスクや安全性への対策をしっかりと行なう、このあたりのバランスが難しいところでもあります。

牛の生レバーの場合には、過去にも集団食中毒によって何人もの人が命を落としていることもあり、また加熱殺菌ができないことから防止するための有効な手段がないため法律で禁止しているという経緯があります。

 

しかしそれまで当たり前のように提供されていたものをいきなり食べるなと言われて納得できない人も多く、また全面的に規制するとなるとその影響はさまざまな範囲にわたってしまいます。

そのため法律による規制も実質的にはあいまいな部分が多く、完全に禁止することが難しい状況ともいえるのです。

 

これには刺身や魚介類をはじめ古くから生食に抵抗が少ない日本人ならではの文化的な背景もあるのかもしれませんが、江戸時代には安全な調理法が確立されていなかったフグなど、猛毒があることを知りながらその美味しさに魅了されて多くの人が食し、命を落としたケースも多くあります。

 

いつの時代も美味しいものの味を知ってしまうと、それを忘れることや自分の理性だけで制御するということは難しいものでもあるようです。

世の中には知らない方が幸せなこともあると言いますが、食中毒のリスクがある食品はその中のひとつと言えるのかもしれません。