アメリカがイランを制裁?その理由と今後の動きについて
アメリカはイランへの制裁を11月5日の日本時間午後2時から再開しました。
ホワイトハウスが「史上最強」と強調するもので、石油輸出、船舶、金融といった経済に重要な部門を制裁したのでイランは一層厳しい状況になるでしょう。
制裁の理由はサイバー攻撃、中東の民兵への支援、弾道ミサイルの発射事件だそうです。
しかし、ドナルド・トランプ米大統領の娘婿であるジャレッド・クシュナーさん、娘のイヴァンカ・トランプさんはユダヤ人で、大統領自身もイスラエルの首相ベンヤミン・ネタニヤフさんと仲が良いという話なので、イスラエルのためにイランへ制裁するという話しを事実のように話されています。
アメリカとイランの戦争にならないように願っていますがはてさてどうなるものかこの件に注目していきたいものです。
このイランの制裁において、イギリス、フランス、ドイツは反対しており自国の企業に制裁を避けてイランとビジネスし続けられるようにしたいそうですが、スティーブン・ムニューシン米財務長官は制裁を避けようとする企業やあらゆる組織には積極的に標的にすると牽制します。
アメリカがEUを攻撃すればEUはロシア、中国に近づいて行きアメリカと同盟国の日本は不利になるかもしれません。
このイランの制裁で原油の輸入も禁じられますが、8ヵ国は180日間免除されます。
その8ヵ国とは
- 中国
- インド
- 韓国
- トルコ
- イタリア
- 日本
- 台湾
- ギリシャ
だそうで、中でもイタリアがそこに加わっていることが注目に値することだと私が読んだ記事にはありました。
イタリアはEUと対立しているからで、どうもトランプ大統領はイタリア政府の右派ポピュリスト政権に親近感を覚えているようです。
あとイタリアのシチリア島がアメリカ、ないしはNATOにとって重要であり、さらにEUとイタリアの対立によるEUの弱体化、ロシアからの原油輸入依存を減らすという対EU、対ロシアの目論見もあると記事にありました。
しかし、イタリアはEUの中で一番イランと取引をしていたため今回のイラン制裁の被害は非常に甚大だそうで、現在のイタリア政府を支持している有力者たちはそのことにとても反発しているそうでイタリアの政治がどうなるかも注目しなければいけません。
私はロシアはまだしもアメリカはEUを強化し、関係を強固にして対中国に備えた方が良いように思うのですがアメリカは一体どこに行くのでしょうか。
アメリカの次の大統領選は2020年であり、東京オリンピックの後です。
その時日本とアメリカがどうなっているのか分からないため、各自自衛を勧めておいた方が良いでしょう。