プレバド!!の俳句コーナーが大人気!夏井いつき先生の毒舌に注目
近頃のトレンドは、俳句。俳句といえば、俳人・夏井いつき先生。
木曜19時から放送されているTBS系TV番組「プレバト!!」内の俳句コーナーがブームになっています。
健康・病気情報が多くなったTV放送で、「プレバト!!」内の俳句コーナーに関しては、大人の国語の授業のようでクセになる内容です。
その先生役が夏井いつき先生で、生徒役が芸能人の人たち。
まずは芸能人の作った俳句を見ることによって、その人が持つセンスや俳句のスキル能力を堪能できます。
次に俳句と言えば五・七・五の限られた十七音で表現する決まりがありますが、たかが十七音されど十七音。十七音内に入る一音の違いによっては、印象がガラリと変化する
おもしろ味を夏井先生によって教えられます。
このTV番組、残念ながらゆっくり見れないときは、チラッと見たり、耳にするだけでもおもしろい。番組が19時からの夕飯時です。
ゆっくり見れないとき、渾身の思いで作った自分の俳句を夏井先生からバッサバッサと添削される芸能人たち。顔の表情をチラッと覗くだけでも笑えます。
また、俳句の添削をする先生の一言二言に耳を傾けてみても、さすが先生と思えるほどにキレのあるコメントです。国語力に納得!
一方、俳句コーナーをゆっくり見れるときは、生徒役の芸能人の経験や感性が凝縮された俳句に魅了されます。
毎回お題が出される俳句に、宿題をしてきたばりの作品にはこの人にしか作れないような表現の仕方、誰にも思いつかないアイデアが垣間見ることができます。
同じ人として、感心させられるものです。
そもそも芸能人とは芸を極めた人たち。
番組では俳句にお題があれども、自ら持ち備えた感性を、俳句の十七音にいかに表現し生かせるか否かに関しては真剣勝負のようです。
また、夏井先生も俳人として手は抜きません。先生が毒舌・辛口と言われる所以でしょう。この先生と生徒との真剣勝負さがリアルでおもしろい。
まさに俳句コーナーは、大人の国語の授業です。
学生の頃が久しい海千山千の大人たちが生徒役になることによって、その経験と実績をいかに十七音に託せるかが見どころなのです。
俳句の決まりごとを守り、片手に季語集である”歳時記”と、一音のポイントとなる”助詞“の使い方を注意すれば、誰もが俳句を簡単に作れる思いになります。
しかしそれは、夏井先生の「ここがポイント」から始まるまとめである、「三段切れは避けるべき」や「字余りは上五にもってくる」などのアドレスがあってこそ、味わいのある俳句に仕上がるのでしょう。
いま俳句は目が離せないトレンドです。