ニューヨークだけで8万人?!ライブシェアアプリの運転手が増え過ぎてしまった問題
Uberが先駆けとなったライドシェアアプリですが、現在ニューヨークで問題になっているようです。
それは運転手が増え過ぎたため、彼らの収入が激減しているということです。
そのためにニューヨーク市長は8月14日にライドシェアアプリの大手、Uber、Lyft、Juno、Viaの運転手の数を制限する法律に署名しました。
私のようなタクシードライバーをやったことがなく、身内にもそういう人がいない身としてはとことん競争して残った運転手だけで良いような気がします。
でもそうなったら質の低下や犯罪が横行することでしょう。
やはりタクシー業界には規制が必要で、日本の治安が良いのもそういう規制があるからかもしれません。
ニューヨークにはイエローキャブというタクシーがあったのですが、その運転手と身内がライドシェアアプリのドライバーの数を制限するデモをし、その要求が見事かなったそうです。
元々この都市にはただでさえ約1万4000人のタクシードライバーがいたのですが、Uberが登場して以来ライドシェアアプリのドライバーが続々と増え続け現在は8万人に達しました。
こうなると当然イエローキャブとライドシェアアプリの双方のドライバーは生活苦になり中には自殺者が出るほどです。
もうひとつのアプリだけ使っていたら稼げないのでUberとLyftの両方使うドライバーがいたり、Uberを副業にするイエローキャブのドライバーもいます。
そんなことをやっても生活苦は変わらずドライバーはエアコンを切って節約するなどの涙ぐましい努力をしており、涼しい日は客側からエアコン切っていいよと言われると喜ばれるほどです。
ドライバーの3分の2は本業としてやっており、このために車両をローンで購入しているため転職しにくいのも彼らを苦境においやっています。
その上、Uberだと売り上げから40%をUberに支払い、さらに車両のメンテ台、ガソリン代、高速道路代などを払わなくてはいけません。
このような状況だとライドシェアアプリのドライバーをやって幸せになれるのは不労所得を得ている人じゃないと無理なのではないでしょうか。
暇な休日にそのドライバーをやってニューヨークを回りながらグルメを味わえたら楽しいだろうなと思います。
でもライドシェアアプリが流行って良いことはあり、安くなったのはもちろん、黒人などのマイノリティーはイエローキャブに拒否されることが多いので今とても助かっているそうです。