今年も激アツだった!GⅠレース、2018年「菊花賞」を振り返る
2018年10月21日に京都競馬場で行われたGⅠレースの菊花賞は、
で決着しましたよね。
3000mも走って僅かハナ差の1着2着ですので、かなり際どい勝負となりました。ゴールした瞬間はどちらが1着だったのか、すぐにはわからなかったです。
エタリオウは前走の神戸新聞杯で2着していたこともあり2番人気になっていましたが、対するフィエールマンは7番人気の低評価でした。
菊花賞の前のレースが夏のラジオNIKKEI賞2着だったのですから、低評価は当然といえるでしょう。
ですが結果的にはこのフィエールマン、まだ3着以下になったことがないとても優秀な馬です。デビューから4戦3勝で菊花賞馬に輝いたのですから、異例のスターホースですよね。
また人気だけを見れば7番人気、2番人気、10番人気と波乱の決着となった2018年の菊花賞ですが、騎手をみると納得せざるをえないラインナップですよね。
1着がルメール騎手、2着がデムーロ騎手、そして3着が武豊騎手でした。
現在のJRA騎手でトップ騎手を3人挙げろと言われたら、この3人を挙げる人はとても多いことでしょう。つまり2番人気だったデムーロ騎手は馬の実力通りだとしても、フィエールマンとユーキャンスマイルは名手に導かれて好走を果たしたといえますよね。
こういう結果になると波乱決着だったとはいえ、馬券を当てられなかったことがとても悔しく思えてしまいます。
そもそも昔から菊花賞のような3000m以上のレースは、騎手の腕が大きく影響するといわれています。3200mの天皇賞・春や3400mのダイヤモンドSや3600mのステイヤーズSも、リーディング上位をにぎわす騎手や卓越した技術を持つベテラン騎手が活躍するレースです。
若い騎手はそもそも長距離レースに騎乗する機会が少ないですし、百戦錬磨の名手でなければ仕掛けどころや進路取りの正解がなかなかつかめないのでしょう。その点を重視すれば、単なる実績だけにとらわれないイマジネーションにあふれた予想ができるはずですよね。
ただ終わってみれば何とでもいえるのですが、レースが始まる前はなかなかそこに気付けず、反省を繰り返すばかりです。
悔しい気持ちで一杯なのは、1番人気ながら4着に敗れてしまったブラストワンピースと池添騎手でしょう。ブラストワンピースはこれでダービー5着に菊花賞4着ですから、GⅠの壁に跳ね返されてる形です。
ですが能力がⅠ級なのはファンも認めるところですし、GⅠの戴冠が待ち遠しい期待馬ですよね。そういうところも含めて、見どころの多い菊花賞でした。