架空請求の手口がハガキに?意外と騙されそうになるので注意!
最近気になるのが架空請求の増加。
最近ははがきの古典的な手口が復活しているみたいです。
テレビなどで放送されるたびに、「こんなのにひっかかる人いるのかな~」と思っていたんですが、どうも他人事ではないようなんです。
というのも、実の親がだまされかけたから。
実の親がだまされかけたのも、まさにはがきでした。
実の親はまだ二人とも50代。
農家ですが仕事も現役で、まったくぼけや痴呆ではありません。
しかも二人ともスマートフォンを使いこなし、ネットショッピングもバリバリしていて、決してITに疎いわけではありません。
だからこそ、ショートメールやLINEなどに届く架空請求や迷惑メールなんかにはひっかかりませんでした。
ですがここにきてはがき、という古典的な手法。
文面にはそれらしい施設の名前と、「180万円を2日後に支払え、そうしないと法的手段をとる」という文章。
慌てたのは母でした。
ネットサーフィンをしている時、なにかおかしなボタンを押したという負い目があったようなんです。
かなり慌てていたみたいで、実際に銀行で100万円までおろしてきていました。
引っかからずに済んだのは、我が家が農家でいつでも会話ができる状況だったからでしょう。
母より頭が良く冷静な父は一目見て「こりゃ詐欺だよ」とあっさり見抜いてくれました。
それでも泡を食っている母に対して、該当の施設が検索しても出てこないこと、普通に切手を貼ったはがきで請求書が来ることはありえないことなどを丁寧に説明してくれたのでやっと母も安心できたようでした。
私はこの話を後日聞いてびっくりでした。
まさか架空請求にひっかかりそうになるなんて…と。
でも、身に覚えがあり、相談できない状況だったとしたら焦ってしまうのも無理はないのかもしれません。
私はまだ30代ですが、7つ下の妹がやっているいろいろなアプリの話題にはすでについていけません。それくらい現在のITは進化と変化のスピードが早くなっています。
まだ両親ともに健在で、特に父は冷静かつ頭がいいので安心ですが、いずれ老いがやってくるのは避けられません。
そのときにこうした詐欺にひっかからないとも限りません。
何より自分だってひっかからないという保証はないのです。
今回の事件はかなり自分を不安にさせました。
でも大事なのはやはり人に相談することですね。
相談することで視界も広くなりますし、冷静になることができます。
私も他人事ではないと思って、気を引き締めようと感じた事件でした。