お笑いコンビ「和牛」の面白さ、人気がでてきている理由について

トレンドの移り変わりがとても早いお笑いの世界ではすでに今さらだと指摘されてしまうのかもしれませんが、お笑いコンビの和牛は本当におもしろくてこれからも引き続きブレイクしていきそうな予感がありますね。

悲願のM-1タイトルを取れないのはもどかしいところですが、漫才のレベルの高さは間違いなくA5クラスの一級品です。M-1では前に笑い飯が何度目かの決勝進出の末に優勝をもぎ取りましたが、和牛もそうなるような気がしてなりません。

私が和牛のことに注目し始めたのは、文化放送で放送されている「和牛のモーモーラジオ」を昨年末ぐらいに聴くようになってからです。それまでは和牛を特別注目していたわけではありませんでした。ですが何の気なしにラジオ番組を聴いてみたら、すごくおもしろくて放送時間の30分があっという間に感じられました。私はよくラジオ番組を聴くのですが、しゃべりのおもしろさという点においては随一で、和牛への評価が一気に高まりました。

普通こうしたお笑いコンビはどちらかが突出して売れることになりやすいのですが、和牛の場合は両方ともおもしろいのですから将来性十分です。ハスキーな声からソリッドなボケをかます水田信二さんに、ソフトな声ながら的確かつシャープなツッコミを入れる川西賢志郎さんかなる和牛は、この2人しか出せない会話の雰囲気があります。

他のお笑いコンビと比べて派手さはないかもしれませんが、その分何気ない会話でもじっくり聴かせて笑わせる、そんな話芸とも呼べる奥深さが、ラジオを通してしっかりと伝わってきます。この2人の日常会話は、ずっと聴いていても飽きないですね。

特に私はどちらかといえばお笑いコンビのツッコミに肩入れしたくなってしまうタイプなのですが、川西さんのツッコミには本当に惚れ惚れします。ユニークさを感じさせるワードのチョイスと絶妙な間が最高で、川西さんは普段の日常会話も漫才の練習だと思っているような節があります。

非常に努力家な印象が強いですね。また水田さんは考え方が等身大でありながら独特なところがあり、テーマトークやエピソードトークに唯一無二のオリジナリティを感じます。

年末年始はハードなスケジュールでテレビに出演されたりなど、今飛ぶ鳥を落とす勢いの人気があるのは火を見るより明らかです。シュッとした印象がありますからお茶の間での人気も間違いなく高そうですし、2019年にさらなる飛躍を見込めるお笑いコンビとして和牛には注目していきたいですね。